WHO 2021 Guidelines準拠
精子力は単なる「妊娠させる力」ではありません。精子の質は生活習慣・ストレス・栄養状態・年齢など、身体全体の健康状態を映し出す鏡です。
精子力を知ることは、自分の健康と向き合う第一歩。WHO基準に基づく精液検査で客観的な数値を把握し、生活改善のヒントを得ることができます。
日本精子協会はこの「精子力」という概念を広め、男性が自分事として生殖健康に向き合える社会づくりを推進しています。
データが示す、見過ごせない現実。
WHO(世界保健機関)の基準に準拠した主要7項目とDFIで、精子の質を総合的に評価します。
気になる項目のタブをタップすると、アニメーションと解説が切り替わります。
1回の射精で出る精液の「量」。精子を運ぶ"液体"の多さです。
およそティースプーン1杯弱。少なすぎると、精子を届ける"運び手"が足りなくなることがあります。
精液1 mL の中にいる精子の数="混み具合"です。
同じ大きさの部屋に何人いるか。混んでいるほど、卵子に出会えるチャンスが増えます。
1回の射精に含まれる精子の「全部の数」。
量(液体の多さ)× 濃さ(混み具合)で決まる"総人数"。どちらが欠けても数は伸びません。
動いている精子の割合。前に進む子も、その場で動く子も含みます。
精子の"元気さ"。止まったままの子は、卵子のところまで進めません。
まっすぐ前に進める精子の割合。総運動率の"中身の質"です。
ただ動くだけでなく"ゴール(卵子)へ向かって進む"こと。その場で回るだけでは前に進めません。
生きている精子の割合です。動きが少なくても、生きた精子が多ければ治療(顕微授精など)で妊娠を目指せることがあります。
検査では色素で染めると死んだ精子だけが赤く染まります。総運動率が低いとき、「動けないだけ」か「死んでいる」かを見分ける大切な項目です。
頭・首・しっぽが整った形をした精子の割合です(クルーガー基準)。
きれいな形ほどゴールにたどり着きやすい。基準は意外と低く4%で、多くは多少いびつでも問題ありません。
精子が持つ"設計図(DNA)"の傷つき具合。主要7項目とは別の精密検査です。
設計図のコピーミス。見た目や動きが良くても傷が多いと、受精しても胚がうまく育たず、流産につながることがあります。
精子力は日々の習慣や体の状態で変化します。それぞれの要因が「どこに・どう作用するか」を、アニメーションと作用機序でわかりやすく示します。タグは主に影響を受ける指標です。
※ 本セクションは要因と精子の関係をわかりやすく示す教育目的の内容です。実際の状態は精液検査・医師の診断でご確認ください。精索静脈瘤など医療・環境要因は、生活改善ではなく治療で対応できる場合があるため、気になる場合は医療機関にご相談ください。
WHO 2021年版ガイドラインに基づく正常参考値。シードカード取得には認定対象の4項目すべてを満たす必要があります。
※ WHO Laboratory Manual for Examination and Processing of Human Semen, 6th Edition (2021) に基づく